狩猟見学 その3 解体
前回からの続きです。
Yさんがイノシシの腹抜きをするので間近で補助を兼ねて見学する。
イノシシの後ろ足を抑えながら拡げ、お腹から胸側に簡単にナイフの通り道を作るために薄く切り込みを入れる。次にお尻に向かって同様にする。
続いて先ほどの通り道に沿ってしっかりナイフを入れる。この時内蔵を傷めない様に最初にナイフを入れる時は慎重に。指を腹に入れて、内蔵をどかしながらゆっくり。
内蔵が露わになると胸骨から喉元も開く。胸骨は硬いのでミノとハンマーでゆっくり砕く。
終わったら内蔵を腹膜ごと剥がしながら除去。腹膜剥がした時の音がペリペリと印象的な音。
内蔵除去したら水槽に冷却を兼ねたと血抜き。
心臓は食べるために回収。切り込みを入れて流水でしばらく晒す。
時間にして2時間くらい。待ってる間に シカもほぼ同様に腹抜きをし、包丁を研いだり、まな板を準備。熱湯で最後に洗浄するのでドラム缶に水を張って加熱。何気にドラム缶でお湯を沸かすのも初めてだ。
続いて、イノシシとシカの皮剥。
足首に切り込みを入れて、皮を引っ張りながら皮と身に刃を当てるイメージ。
イノシシは若い個体だけど、想像よりは脂があった。だけど他の方は 脂全然ないの とのこと。
大きな個体だと今時分は腹回りは真っ白で脂だらけとのこと。サシが入ってる個体もあるとのこと皮剥が終わったら部位ごとに解体。手際の良さに驚き。小さいけどヒレ肉も、スペアリブ?も取れた。文字通り骨だけになった。
続いてシカ。脂はほぼ無い。肉は真っ赤。本マグロの赤身そのもの。同様に部位ごとに解体。
一連の作業は共同の解体小屋があるからこそできるんだなと痛感。
シカは大きいこともありメンバー全員で分け、イノシシは有り難いことに半頭分いただきました。何から何まで本当に感謝です。帰ってから気付いた事ですが、シカも背ロースと腿肉だったのでかなり気を遣っていただいたのだと思います。感謝!
最後に改めてお世話になった事にお礼を伝えて帰宅。
帰ってから嫁さんに文句を言われながらも職場スキルを活かし肉をスジをトリミングし、焼肉用、煮込み用、時雨煮用に分けて冷凍保存。ありがとうございます。イノシシはブタとほぼ同じ。シカは未知との遭遇とのコメントが出ました。
イノシシ
シカ背ロース
シカモモ肉
シカトリミング後に焼肉用スライスカット
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